
このたび、佐川急便株式会社様と株式会社再春館製薬所様が連携し推進された鉄道輸送へのモーダルシフトの取り組みが、第26回「物流環境大賞」(主催:日本物流団体連合会)において奨励賞を受賞しました。
本件は、再春館製薬所様の熊本工場から神奈川県エリアへの長距離輸送において、CO₂排出量の削減や省人化、輸送品質の維持といった複数の課題に対応するため、JR貨物様の12ftコンテナを活用した鉄道輸送スキームを構築した取り組みです。
当社 西久大運輸倉庫 熊本通運営業所は、佐川急便様 熊本営業所とともに再春館製薬所様との協議に参加し、提案から試算・見積りまでを担当。
鉄道コンテナの積載設計や現地集荷、JR貨物様との輸送枠調整など、導入以降も継続して通運業務全般を継続して担っております。
■ 本取り組みにより得られた主な効果:
- CO₂排出量 約78%削減(年間)
- 10tトラック相当の貨物を鉄道コンテナ2本で輸送(積載方法を工夫)
- 異常気象にも対応可能な断熱コンテナの活用による品質維持
(また、本取り組みに対する謝意として、再春館製薬所様から佐川急便様へ感謝状が贈られました。)
当社は今後も、荷主企業様・輸送事業者様との連携を通じて、現場起点での課題解決に貢献してまいります。
■ 受賞内容の概要
- 賞名:物流環境大賞 奨励賞
- 主催:一般社団法人 日本物流団体連合会
- 受賞者:佐川急便株式会社様/株式会社再春館製薬所様/日本貨物鉄道株式会社 九州南部支店/西久大運輸倉庫株式会社
- 評価ポイント:モーダルシフトによる環境負荷低減・品質維持・運用合理化の実現
■参考リンク
- 一般社団法人 日本物流団体連合会|第26回 物流環境大賞 受賞一覧
https://www.butsuryu.or.jp/https://www.butsuryu.or.jp/public/environment/past/26