
ゼロイチで価値を生み出せるチャレンジングな環境と、プライベートの充実を両立できる働き方
事務職
熊本通運営業所 所長 R.Tさん2025.6.30
西久大運輸倉庫への入社のきっかけを教えて下さい
もともとは西久大運輸倉庫の子会社で働いておりました。先代の彌永社長からお声がけいただき、転籍の機会をいただきました。
実は入社前、西久大運輸倉庫のことも、物流業界のことも、ほとんど知らなかったのですが、社長の人柄に厚い信頼を寄せていたので、喜んでお受けしました。今からおよそ15年前のことですね。
入社後は、うきは支店に配属された後、すぐに神奈川支店への転勤のお話しをいただきました。その時も、まず「奥さんに相談してみて」と声をかけていただきました。ちょうど妻が下の子を妊娠したばかりでしたが、快く異動を受け入れてくれたので、神奈川支店へ移り、通運の業務経験を積むこともできました。
右も左もわからない物流の業界でしたが、挑戦させてもらえる風土のおかげで、さまざまな経験を積むことができました。今では所長も任せていただいています。
現在の担当や、主な仕事はどのような内容ですか?
JR通運部で貨物輸送を担当しています。全国から熊本へ届く荷物や、熊本から全国へ出荷する荷物の輸送計画を担っています。駅から、ターミナル駅や集荷先、配送先までのトラック輸送もあわせて担当しています。支店は熊本にありますが、九州全域のお客様の配送を手がけています。
鉄道輸送には、トラック輸送とは異なる強みがあります。
例えば、現在の物流業界で課題となっているドライバー不足が危惧される「2024年問題」への対応や、環境面でのカーボンニュートラル、CO2削減に貢献できる点が挙げられます。
また、コンテナ輸送では、一度に約120コンテナの荷物を運ぶことができると言われています。仮に同じ荷物を東京までトラックで輸送しようとすると、鉄道なら約8名の輸送人員で済むところを、トラック輸送ではおよそ65名のドライバーが必要になります。人材確保の視点からも、環境への配慮面からも、鉄道輸送の価値や重要性は、改めて見直されつつあると感じています。
一方で、鉄道輸送は、人身事故や天候・災害などによる運休の影響を受ける場合もあります。こうしたリスクも含めて総合的に判断しながら、お客様にとって最適な輸送方法をご提案することを心がけています。
1日の仕事の流れを教えてください
日によって業務の流れは違いますが、朝早い立会いなどがない日は、概ね9時に出社し、まずお客様からいただいている発注やお問い合わせの対応から始めます。メールだけでなく、電話やFAXでのお問い合わせも多いため、見落としがないよう丁寧に確認します。
その後は、いただいた案件の見積もりやスケジュールをまとめるなど、資料作成の作業を進めます。
午後からは、お客様のもとへ伺い、商談をまとめることが多いです。最近はオンラインでの会議も増えていますが、最終的な調整はなるべく対面でお話するようにしています。鹿児島や宮崎のお客様のもとへ伺うこともあります。
職場の雰囲気はいかがですか?
物流ドライバーは現場業務が中心で、担当現場も都度変わるため、業務内容や注意点については、こまめに声かけを行うよう心がけています。私自身が直接声をかけることもありますが、営業所の事務スタッフが、きめ細やかな気配りで、ドライバー一人ひとりに頻繁にコミュニケーションをとって、業務をサポートしてくれています。
そうしたスタッフのおかげもあり、事務所内の雰囲気はとても明るく、活気があります。仕事をする上で、時には気持ちが落ち込むこともあるかもしれませんが、そうした時でも、明るく前向きな雰囲気を作り出すことを常に心がけています。
入社してからの研修や教育の機会について教えて下さい
私が入社した当時は、現場でのOJTが中心でした。専門性が高い職種のため、先輩方に丁寧に業務を教えていただきながら学びました。特に経理などは特殊なため、覚えるのが難しいポイントですね。
ただ、これからは物流も新たな時代を迎え、さまざまな業種や業務が増えてくると思います。それに伴い、本社での研修の機会もさらに充実していくのではないかと感じています。
福利厚生などの働きやすさについてはどう感じますか?
物流会社は残業が多いイメージもあるかもしれませんが、当社では一般社員の残業はほとんどなく、オンとオフの切り替えがしやすい環境です。
現在、事業所で事務を担当している女性スタッフも、小さなお子さん二人を育てながら、家庭と仕事のバランスをうまくとりながら働いています。私自身も、休みの日は子どもたちがバスケットボールと陸上の部活をしているため、その応援で大忙しです。
JR貨物は運行スケジュールが決まっているため、業務の計画が立てやすく、働きやすい職場です。もちろん、災害時などには対応に追われることもありますが、それ以外は比較的安定しています。
また、お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの長期休暇期間中は、JRの旅客輸送が優先されるため、貨物の運行は基本的に休止となります。そのため、季節ごとの長期休暇もしっかり取得し、リフレッシュできる環境が整っています。
どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
入社して感じているのは、自分でゼロから新しい取り組みを生み出せる「ゼロイチをつくる」環境があるということです。例えば、これまでJRの貨物輸送を利用していなかったお客様に、新しい輸送を提案し、それを喜んでいただいたときは、大きなやりがいを感じています。
また、業界別のセグメンテーションを行い、鉄道輸送が最適と考えられるお客様へ提案のアプローチをかけて案件を獲得することもあります。このように、現場に裁量を任せてもらえる環境があるため、自分の判断で新たな価値を生み出せる点に魅力を感じています。
最後に、入社を検討される方へのメッセージをお願いします
チャレンジを積極的に後押ししてくれる伊東社長のもとで、自ら考え、戦略を立てて行動してみたいという方にとっては、とても働きやすい環境だと思います。
物流は、私たちの暮らしを支える欠かせないインフラです。それだけに、常に変化し続けることが求められます。当社は、そうした変革や挑戦を積極的に受け入れてくれる会社なので、高いモチベーションを保ちながら仕事に取り組める体制が整っています。