お知らせ

ドローン物流実証実験を実施

更新日:2022年11月25日

2022年11月11日(金)、西久大は、「ドローンを活用した持続可能な地域づくり」に関する3者連携協定の関係にある、福岡県うきは市・株式会社トルビズオンとともにドローンを用いた物資配送の実証実験を実施致しました。

弊社保有の屋部地蔵公園内にある「屋部⼭荘」を豊かな⾃然に囲まれた閑静なワーケーション施設として⾒⽴てました。⼭荘の庭にはBBQ設備が設置されており、その⾷材としてJAにじ⽿納の⾥よりドローンを⾶⾏させ、地域の⾷材(果実、ジビエ⾁)を配送しました。

ドローンで搬送された無傷のジビエ肉とトマト、柿

⾶⾏ルートは、地権者の承諾を得たルートで計画し、ドローンの⾶⾏下に第三者が侵⼊しないよう⽬視⼈を配置したレベル2⾶⾏にてドローン⾶⾏を実施しました。また、⾶⾏中は臨時に設置した「遠隔監視センター」からリアルタイムでドローンの位置や機体情報を配信し、関係者及び市役所職員がモニタリングできる体制で実証実験を運営しました。

【今後の展望】
2022年度に予定している有人地帯での目視外飛行(レベル4)の実施に向けた航空法改正を見据えて、うきは市での採れたて農産物やテイクアウトのドローン配送による労働負荷の軽減、災害時の物資支援、また、ドローンによる災害現場や有害鳥獣の被害状況確認等への活用、町が抱える課題を官民連携により解決していきたいと考えています。今後は、軽輸送とドローン配送を組み合わせたハイブリッド型の過疎地配送や、大都市圏までをドローン配送で繋ぐ長距離輸送を今後の航空法改正に合わせ検討、実施を進めていく予定です。
うきは市は人口の多い福岡市や久留米市とも近く、ラグジュアリーホテルであるフェアフィールド・バイ・マリオットの誘致も予定しています。過疎化、少子高齢化に対するテクノロジーを用いた「地域経済が盛り上がる解決策」を先進的な事例として全国に発信していくだけでなく、観光文脈での魅力発信として「ドローンフィールド・デリバリー」なども検討し、今後の広域連携を広げる第一弾として、地域に根ざしたドローン活用で、社会課題の解決を推進して参ります。